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FOLKS「最初の頃みたいに純粋に、これおもしろい、表現したい!っていうほうに向いてる」


メジャーデビュー1周年を迎えたFOLKSが2月25日、2ndミニアルバム『SNOWTOWN』をリリースした。北国の冬の蒼い空気感を丁寧に音に変換した美しい全7曲は、時折自然の猛威のような激しく鋭い横顔を見せながら、瑞々しく躍動する。さまざまな新しい体験の中で“FOLKSの音楽”を模索し続け、純粋な表現欲求を取り戻した楽曲の力強さ。その背景にあるものをフロントマン岩井郁人と、初めて詞曲に単独クレジットされた小林禄与に訊いた。

――すごく力強いエネルギーに満ちた作品だなと思いました。音が輝いてるし、スケールの大きいライブで映えそうな楽曲が揃ったなって。正直、前回の『HOMETOWN STORY』のときは全体的に小さくまとまったというか、聴きやすい綺麗に整理された音楽になったような印象があって。『Take off』で感じた、膨大な表現欲求とか濃厚さが薄れてしまった気がして少し寂しく思っていたんだけど、そこが今回返ってきたような感じがしてすごく良かったです。そのあたりのことはどう思いますか?

岩井郁人(Vo.&G.)「俺たちも去年デビューしてから、ずっと迷い続けてきてて。『HOMETOWN STORY』作ったときも、夏フェスでどう戦ってくかとか、東京でいろんなバンドと対バンして、どう勝っていくかとか。いろんなシーンに対するアプローチみたいなことを考えつつだったんですけど。それをやった結果、余計わかんなくなっちゃう部分もあって。シーンにアプローチしてどうなるんだろう?とか、ほんとはこんなはずじゃないんだけどな、とか。できる楽曲も上がったミックスの音も、FOLKSやり始めたときに想像してたものと若干違う方向に行ってる気がしたし。何やっても北海道っぽい、北欧っぽいって言われるんですけど、そこを意識しすぎて肩に力が入っちゃうより、自分がいいと思った表現をありのままにやったほうがいいって言ってくれる人がたくさんいるのかもなって、一周して思うようになって。結局見てきたものや取り込んでるものが他のバンドと違うし、東京の速いスピード感の中で生活してるわけじゃないから。思ったままに作れば、俺の性格上そんなにBPM速い曲にはならないし。『HOMETOWN STORY』の3曲の中でも、あんまり考えないで作った『パラダイス』のファンがすごく多いから、それもヒントになりましたね。なので今回のミニアルバムは肩の力も抜けて、自分たちのやりたいようにやった部分が強いです」

小林禄与(G.&Syn.&Per.)「この1年通して、俺らの曲を聴いてくれる人、ライブ観に来てくれる人、友達のミュージシャンとかがFOLKSの音楽の壮大さをすごくいいって言ってくれたんで。そこは俺たちの武器だなって改めて思えたし、『HOMETOWN STORY』があってこその『SNOWTOWN』だとも思うし。このアルバムに入ってる曲は、けっこう昔からあった曲だったりもするんですよ」

郁人「作った時期はわりとバラバラですね。『冬の向日葵』は『Take off』の前からあったし、『キャスカ』は去年の夏くらいから、『UNIVAS』は去年の2月からあったんですよね。いろんなところに散らばっていたパーツを集めて、リアレンジして」

小林「みんなで、ああでもないこうでもない言いながら作りました」

郁人「『UNIVAS』はほとんどサンプルした俺の声で構成された曲なんですけど、音源にするのは今じゃないと思ってよけてたんですね。それが意識変わって、あ、これいけるなって。最近また自分の中で恵庭の環境音録ったり、ワイングラスの音録って音階にしたりっていうサンプル採取ブームがきてるんで、あの時の感じでもう一回曲作れたし。気持ちが最初の頃みたいに純粋に、これおもしろい、表現したい!っていうほうに向いてる感じですね」

――とてもいいと思います。1曲目『CAPITAL MORNING』は個人的にいちばん好きで。フレッシュな楽曲だけど、ところどころクラシカルな鍵盤やストリングスの音が入ってたり。歌詞の展開に合わせてサウンドが変化していくところとか、楽曲全体にストーリーがあって、すごく良くできてるなって。どこを取ってもこれ以上ないっていうくらい完璧なアレンジとミックスだと思う。

郁人「俺、ずっとこういう感じのサウンドを作りたいと思ってて。アフロビートの乗れるリズムでパーカッション叩いてて、キラキラしてるっていうバランス。原曲は『HOMETOWN STORY』の前に作り始めたんですけど、なかなか進まなくて。今は無理だなって寝かせてたんです。で、久しぶりに聴いてみたらいけるだろうってなって、それを分解して広げていったんですけど。もともと『サマー』っていうデモがあって、それが分裂して『HOME〜』と『CAPITAL MORNING』の要素になったんです。この曲はアフリカのビートとチェレスタっていう北欧のバンドがよく使うような鉄琴っぽい音と、チェロが左右で別のメロディを刻んでひとつのコードになるようにしてチャイニーズっぽさを演出してたり。そういう謎の組み合わせ、みたいなのがうまく合って。バランスがいいなって自分でも思いますね(笑)」

小林「しかも、できすぎバランスじゃないっていうか、なんかちょっと危うさを感じそうで感じないし、すべての楽器が歌が曲が補い合ってるなって」

郁人「『Take off』の頃は音をレイヤーしすぎてた部分があって。やりたいこと全部聴かせたい!みたいな。そこからちょっと音選びを追求できるようになった。この曲にはこの音が必要だ、だからこの音を良くしようっていうのがはっきりしてきてて、それで良いバランスでできたっていうのはありますね。あと今回、生ドラム一回も使ってないんです。生ドラムのサンプルは使ってるんですけど、叩いてはいないんですよ。俺の中では『NEWTOWN』作る前から生ドラムより生ドラムのサンプルで打ち込んだほうが絶対いい音になるだろうっていう結論は出てたんですけど」

――それは技術的に? 

郁人「音的にもサンプルのほうが完璧に作り込めるし、自分で打ち込んだほうが自分の理想に近づくっていう意味でもあるし。『Good-bye, friends』とか『Frenemy』では生で叩いたほうがらしさが出るかなみたいに迷ったりもしたんですけど、今回はレコーディングの最初からそこに到達して、FOLKS HOUSEであらかじめデモを作り込んでいったから。こんなバンドいないよ、みたいな(笑)」

――(笑)そこがすごく重要だっていうバンドのほうが多いよね。ライブ感!みたいな。

郁人「写真撮るにしてもそっちのほうがかっこいいし。俺らのレコーディングってどりゃーってバンドっぽさっていうよりは、積み木をひとつひとつ慎重に積み重ねていくみたいな神経質な作業なんで」

――2曲目の『CARVE OUT』、この曲もずいぶん前から原型があったよね。

郁人「そうですね、デモのほうがテンポもゆっくりでした。今BPM127ですけど、100とかじゃなかったかな。ノイジーだったし、チルウェイブに近かった」

――札幌では年末に未完成の状態からライブで演奏してたけど、そのときとも違うアレンジで。音源ではイントロのシンセがすごく80sっぽい音になってたり、大きく変化したのはなぜ?

郁人「メンバーもスタッフもデモの『CARVE OUT』がいいって言ってくれたんですけど、今聴いたらモードが違うから、変えたくなっちゃったんですよ。一回サビもAメロもBメロも変えてBPMもめっちゃ速くして提案したら、ぜんぜん良くないって言われて(笑)。自分ではけっこう気に入ってるから、別曲で使おうと思ってるんですけど。じゃあどういう『CARVE OUT』にしようかなってなったときに、特別速くする必要もないし変に遅くして他の曲と合わないのも嫌だなと思って。『CAPITAL MORNING』のBPMが127なんですけど、『CARVE OUT』も127にして、今回全曲その近辺で合わせて通して聴けるようにしたんです。俺らみんなで車移動することが多いんで、その時に聴いて気持ちいいテンポがいいなってリスナーとして思ったのもあって。で、ただギターをガーッと弾くのも違うからシンセメインにして、歪み(系エフェクター)じゃなくてリバーブマックスにして風みたいな音にしたりとか。それ、裏に入ってるんですけど。リバーブかけると距離が奥まっちゃうからわからないけど、最初から最後までずっと入ってます。特にアウトロとか。目立つ音じゃないんだけど、あるのとないのじゃ全く違うんです。アウトロで鳴ってるポーンって音はプロフェットっていうアナログシンセでつくっていて、まったく伸びない音をつくった後に大きめの空間のリバーブでとばしてます。全体の音選びもスイスイ前に進んでいくようなイメージにしましたね」

――この曲だけオートチューンを使ったのは?

郁人「デモでも使ってるし、メンバーがやってほしいって言うんで。俺はオートチューンじゃなくてもいいかなと思ってたんですけど、試しに録ってみたらめちゃくちゃ良くて。オートチューンっていい感じにコンプレッサーをかけてくれるんですよ。何もかかってないと叫んだときウワー!みたいな暑苦しい感じになるけど、オートチューンかけると中和されてクールに聴こえるから、それを狙ってやりました」

――後半にかけてアフリカンな要素が強くなって、どんどん盛り上がっていくのもいい。

郁人「最後の壮大なセクションは別な曲くっつけたんです。野口(一雅)がワンコーラスくらいのいい感じのデモを作ってきたんで、途中から一緒に作業して。俺がメロディと詞書いてフルコーラスにしてレコーディングしたんですけど、なんとなくリリースしないだろうなと思って。いちばん最後のセクションをずっと気に入ってたから、それをくっつけたらめっちゃ合ったんですよ。歌詞的にも色の配合みたいなの入れたいなと思ってたんだけど、その時点でぜんぜんセクションが足りなかったんで、これで続き作ろうって。で、更に『CARVE OUT』の俺が新しくこれにしたいって作ったバージョンのAメロがそのアウトロに入ってるという」

――おもしろいね、アイデアのパズルみたい。『Northern Lights』は、レギュラーラジオ番組「Northern Laboratory」のオープニング曲をアレンジしたものですね。まさに北国の風景や空気そのままのオーガニックなインストに生まれ変わってる。

郁人「番組用のものは完全にラボラトリーのイメージでシューっていう工場のエアーコンプレッサーの音とかトンカチの音とか入れてたんですけど、それを抜いて整理して。場面を完全に変えました」

――恵庭でフィールドレコーディングしたサンプルで構成されてるの?

郁人「そうです。HIT STUDIO(札幌のレコーディングスタジオ)の鶴羽(宏一)さんにも協力してもらって。鶴羽さん、すげぇ楽しそうにしてて。これのために新しいレコーダー買おうかなって実際買ってきたんです。で、それでお互いすごい燃えて、めっちゃいっぱいいろんな音録ったんですけど。川、滝とか。滝ってエネルギーがすごいんですよ。他の音と馴染まないから、なかなか使いどころが見つからなくて。結局、最後のクライマックスに行く前に一気にボリューム上げて、ざわざわ感出す効果として使いました」

小林「あと雪踏む音とかね。ふーたん(郁人)の部屋のベランダで録ったら、すごいいい音録れたよね。下がコンクリートじゃなくて、空間のあるプラスチックみたいなやつが向いてたらしい」

郁人「そう、キュイっていういい音が録れて。他には公園と公園を繋ぐトンネルの音をハンドクラップで録って空間を採取したり。牛の声も録ったんですけど、ダイナミクスが小さいところと大きいところの差がありすぎて。すげぇちっちゃいレベルで録っても最初のほう聴こえないし、かと言って大きいレベルだとウモーって叫ばれたらクリップ(音割れ)するし。結局使ってないです(笑)」

――中盤に入ってるドゥーンって低い音は何の音?

郁人「あれはMinimoogってシンセの音です。俺、あれにずっとハマってて。普通はああいう使い方しないんですけど」

小林「『HOMETOWN STORY』でも使ってるよね、あれをすげぇ誇張した感じでしょ?」

郁人「うん、思いっきりブーって音鳴らして、チューニングを一気にギューンって下げて。ドゥーンって下がってくのと同時に滝の音がサーッと入ってくるっていう」

――『HOMETOWN STORY』の1番と2番のあいだに入ってる音と同じようなこと?

郁人「そう、あれをもっとエグくしたやつ。あれはこれから場面が転換する切り替えを思いっきりわかりやすくしたくてやった感じですね。スネアの音に落ち葉の踏む音を重ねてバシュッていう音にしてみたりとか、鍵を灰皿に叩きつけた音にスネアを重ねたりとか。それも入ってます」

――そういうふうに透明感のあるキラキラした中に不意にドキッとするようなエグい音が入ってきたりするのがFOLKSの魅力だと私は思います。『冬の向日葵』はリード曲ってことで、いち早くいろんな形で世に出てますね。

郁人「この曲は砂原(良徳)さんにサウンドプロデュースしてもらって。『Take off』の頃にはもう原型はあって。俺、ずっとリバーブでどんな空間を作るかっていう研究をしてるんですけど。当時はハイの成分がキラッて出るようなリバーブばっかり使って、めちゃくちゃやりたいようにやってたんです。不快な人もいるだろうなっていうくらい音が強い感じだったんで。それを整理しようかなって音作りし直して。今回、全曲ドラム打ち込みにしようと思ったのは、砂原さんの影響もあって。ライブは生でもいいけど、レコーディングはいいサンプルを使って自分で作り込んだほうがミックスもラクだし、絶対いい音になるし融通が利くって砂原さんも言ってたんで、そこは共通意識を持って一緒に組んでいけましたね」

――作詞作曲は、上のお兄さんの利政さんとの共作なんだね。

郁人「“冬の向日葵”ってワード自体、兄ちゃんの曲の歌詞に出てくるんですよ。まったく別な曲で別なストーリーなんですけど、『冬の向日葵』っていうのが2個存在してて。最初に兄ちゃんのがあって、それに共鳴して俺が使っちゃったっていうのもたぶんあったし。俺、歌詞にけっこう悩んでたから、兄ちゃんのアドバイス欲しいなっていうのもあって。だから自分的にはリリースするつもりはなかった曲で、封印しようかなと思ってたんですけど。兄ちゃんの影響もあって作った曲だから、音源化する方向になったときちゃんとクレジットしたいなと思って、兄ちゃんに話した感じですね」

――『それぞれの日々へ』はメロディとサウンドのバランスが異色な曲だなと思ったんだけど、最初にカッチくん(岩井豪利)がアコギで作ったって聞いて腑に落ちて。カッチくんってこういう曲作るんだね、ちょっと意外だった。

郁人「むしろ好きなんですよ。俺がこういうタイプの曲作るの得意だから、差別化として今まで90年代のUKっぽいドス黒い部分担当みたいな感じで役割を分けてたっていうのもあって。でも今回兄ちゃんがデモ作ってきたときに、めっちゃいい曲だなと思って。サビくらいまであったんですけど、これ以上作れないって言うから、俺にちょうだいって。アレンジは打ち込みでやって、それからメロディを載せていきました。コードとか普段俺が使わないコードだったし、普通はあんまりやらないようなシンセの使い方を意識しながら。
砂原さんがこの曲聴いて、センチメンタルで素朴な感じがFOLKSっぽいって感じたみたいで、僕にアレンジ参加させてって言われて。Cメロ作ってもらったんですけど。すごいサイケデリックなフレーズが入ってて、びっくりしました。良すぎたから、このまま行きましょうってなったんですけど。あとは電波のなかなか繋がらない感じとか、信号を飛ばしてる音っぽいアレンジにしたりとか。ノイジーでアナログっぽい雰囲気を意識しました」

――『UNIVAS』はかなりクラブミュージック寄りな、攻めてる曲です。どこまで郁人くんの声なの?

郁人「まずベースは自分の声で、最初にカランカランカランってパーカッションと一緒に鳴ってるハーッてコードあるじゃないですか、あれも自分の声。楽器はリバーブのギターとドラムくらいです」

小林「これ、すげぇ好き。個人的には、シングルで出したいくらい」

郁人「みんなめっちゃいいって言ってくれるんだけど、自分的にはただ実験の過程を記録した感じっていうか。俺は『それぞれの日々へ』が好きで。自分で作った曲じゃないからかもしれないけど。兄ちゃんのデモがわけわかんないくらい汚い音だったんですよ。めっちゃアナログで古いラジオみたいな音で、それがすげぇいいな!と思って。だからイメージが広がったんですけど。『UNIVAS』は自分の声で何かおもしろいことできないかなと思ってサンプル録りためてた時期に作った曲で。もちろんできたときは興奮して、一気に作ろうと思ったけど。曲に対する愛情度としてはけっこう軽い気持ちで作ってるっていうか。特にメッセージもないし、ほぼインストに近いくらいのレベルで考えてたから。歌詞も音の韻とか響きとかで決めてるし、仮歌で気持ちいいようにバーッと歌ったものを英語に書き直したもので。それを禄与と兄ちゃんに投げて、フル尺にしてもらった感じです」

――ラストの『キャスカ』は、禄与くん作詞作曲のラストにぴったりな、ドラマティックで余韻を残す楽曲です。

小林「去年の6、7月くらいにFOLKSの中にいて、自分はメンバーにどう映ってるのかなっていうことを考えてて。みんなとちょっと違う方向にしたくて、デモ作るときも違う要素を入れる存在になりたかった時期があったんですけど。それでみんなと波長が合ってない感じになってるんじゃないかなって。そのときに自分が全部弾けて自分が歌える曲を作ろうと思って、スタジオにこもってひたすら音を鳴らして作った曲です。で、家に帰ってお母さんと妹にちょっとうるさくするよって夜中に歌を入れて。朝くらいにメンバーで共有してるEvernoteに載っけて。次の日12時集合だったんですけど寝てなくて、ちょっと寝かしてくれって寝て。何か反応あるかなと思いながら3時くらいに起きても反応なくて。で、4時くらいに恐る恐るみんなが集まってるふーたんの家に行ったら、ふーたんが“めっちゃいい曲じゃん”って言ったから、ちょっと救われたっていう」

郁人「その前に聴いてたけど、会ったとき言えばいいかなって思ってたんで(笑)」

小林「詞も等身大っていうか、別に俺ファンタジーな詞を書けるわけでもないし、ふーたんみたいにこのストーリーはこうだからって連想力もないと思ってるんで。自分の思ってることしか歌えないし、言葉のボキャブラリーも多いわけじゃないから。自分の知ってる言葉で尚且つ誰もがわかるような言葉の並び方だったり。ちょっと遊び心があるので、こことここは括弧つけたらおもしろいんじゃないか、ここは韻を揃えようとか母音を揃えようとか考えながら歌いながら書いていったら、1時間かからないくらいでできました」

――岩井兄弟で歌い分けをするっていうのはどういうふうにして決まったの?

郁人「そのデモを聴いたとき歌詞がいいなと思って。俺みたいにメロディを動かさないっていうか、しゃべってるみたいに歌ってる曲だから、歌詞がすごく入ってきやすいし。内容も俺が感じてたような“これで正しいんだろうか”みたいなことが入ってて。だから歌いたいなと思ったし、しかも“僕ら”って書き方だったんで、禄与にこれ兄ちゃんとツインボーカルで歌うのどう?って提案して。いいねいいね俺もそう思ってた、みたいな。あとメンバー全員のコーラス入れようって、ボーカル増やしました」

小林「その頃、Oasisの『Let There Be Love』って曲を聴いてて。いいな〜、この曲も兄弟で歌ってほしいなって思ってたんですよ」

――細かいことだけど、カッチくんパートの“終わってしまいそうだから”のあとのピアノの入り方がちょっと早くない? きっと意図があるんだよね。

郁人「完全に意図してます」

小林
「あれはあの頃よく聴いてたÁsgeirってアーティストが、オルガンとかすごく上手く取り入れてて。自分でBメロ作ったときはああいうリバーブに包まれた感じじゃなかったんですけど。ふーたんがアレンジしたときにBメロこういう感じにしたいんだけど、どう?って言われて、聴いてみたら最高で」

――若干つっこみ気味なのも含めて最高にいいんだけど、どうやってつくってるの?

郁人「ピアノのダーンていう音とリバーブに包まれたピアノの音と、プロフェットの音とリバーブに包まれたプロフェットの音があって、それをバンと弾いたときに全部が別々に鳴るようにしたんですよ。音のズレでダダダダーンって聴こえるようにしたかったから」

小林「だからライブとかで合わせるとき、かなり大変なんだよね」

郁人「かなり大変。兄ちゃんが何なの、このリズム?すげぇ取りづらいんだけど、って(笑)。俺は自分で作ったから、いや、ここでしょ!みたいな。ここは自分的に最高のリバーブ感を出せたと思ってます。ピアノって普通サスティンペダル踏んだら音伸びますけど、ジャーンてやったら減衰するじゃないですか。でもプロフェットってバーッて弾いたら永遠に伸びる音を作れるんですよ。で、ピアノの最初のダンってアタックが聴こえるんだけど、それから減衰したあとにずっとプロフェットの音が伸びてるっていう。その雰囲気がめちゃくちゃいいなと思って。これは禄与が作ってきた曲だし、禄与が好きなÁsgeirの研究して、それちょっとやってみようってやりましたね」

――郁人くんは曲作りだけじゃなく音源のミックスからTDまで参加してるし、FOLKSのUstreamもセルフだし、一般的なバンドの役割を越えたところまで関与してるのがおもしろいよね。

郁人「あ、そっか。自分の中で当たり前すぎて忘れてました。Ustも全部自分で調べてやってます。大変っちゃ大変だけど、楽しい」

小林「本番中にブロックノイズ直し始めたときは、ふーたんすげぇ!って思った(笑)」



FOLKS(フォークス)
‘13年1月に北海道恵庭市で結成。岩井郁人、岩井豪利、高橋正嗣、野口一雅、小林禄与からなる5人組。同年3月に自主制作盤『Take off』をリリース。一般公募枠で「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2013 in EZO」にも出演。‘14年2月12日、にキューンミュージックよりミニアルバム『NEWTOWN』でメジャーデビュー。同年9月に1stシングル『HOMETOWN STORY』を発表。5月には東名阪札を巡る初のワンマンライブツアー「FOLKS "In Bloom" Tour 2015」も決定している。



◆NORTHERN BEAT REFLECTIONS

2015.02.26(Thu)
会場:KRAPS HALL(札幌市中央区南4条西6丁目5 タイムズステーション札幌1F)
OPEN 18:30 START 19:00
料金:adv.¥2,500 (1ドリンク¥500別途)
出演:FOLKS/ The Fin / ROTH BART BARON /Sleepy .ac
問:WESS 011-614-9999


◆e-niwa 開局5周年記念 FOLKSライブコンサート

2015.03.07(Sat)
会場:夢創館(恵庭市島松仲町1丁目2-20)
OPEN 18:30 START 19:00
出演:FOLKS
料金:adv.¥2,000円 door.¥2,500
チケット取扱い場所:FM e-niwa・島松夢創館
*FOLKSチケット予約受付あり f.o.l.k.s.info5@gmail.com
問:FM e-niwa 0123-37-7778


◆FREE THROW SAPPORO 〜Supported by mole×ROCK IZ NO.1〜

2015.4.3(Fri)
会場:札幌Sound Lab mole(札幌市中央区南3条西2丁目ニコービルB1)
OPEN 18:30 START 19:00
出演【GUEST DJ】FREE THROW(東京)/神啓文/タイラダイスケ/cabbage boy
【BAND】FOLKS/ame full orchestra/オトノエ/ButtonDawn/bright color section3/アシカイクル and more…
【DJ】ROCK IZ NO.1(獄嶽/お塩/C子/ちょう/カルロス)ROCK'IN' JECTION crew and more…
料金:¥2000(1ドリンク¥500別途)
問:mole 011-207-5101


◆SEBASTIAN Xツアー2015「こころ」/Beat Happening!

2015.4.14(Tue)
会場:札幌Sound Lab mole(札幌市中央区南3条西2丁目ニコービルB1)
OPEN 18:00 START 18:30
出演:SEBASTIAN X/本棚のモヨコ/FOLKS and more
adv.¥2500 door.¥3000(1ドリンク¥500別途)
問:mole 011-207-5101










http://www.folks-eniwa.com/
























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