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最新MVを解禁したSNARECOVER斎藤 洸さんの超ロングメッセージを公開!!


SNARECOVERが、新体制になってから初のミュージックビデオを公開しました。楽曲はライブでも、とりわけ印象深い『サヨナラカオティックサイコパス』。映像、音声ともにこだわり抜いた荘厳な緊張感に満ちた作品は、約10分間という長尺でありながら、まったく飽きさせることなくSNARECOVERワールドへ引きずり込んでいきます。
ステレオ音声で制作されているため、ぜひヘッドフォンを使用して左右で鳴る音の違いや、音がグルグル回ったり、遠くから音が襲ってきたり…と臨場感のある表現を体感してください。ライブでは気づかなかった細かな音や声、演奏技術に圧倒されることと思います。
公開にあたり、フロントマン斎藤 洸さんから超ロングメッセージが届きました。
普段あまり精神論を語ることのない彼らの、音楽に対する並々ならぬ覚悟と敬意の詰まった言葉に触れて、繰り返し作品を堪能してください。


今回映像を撮ってくれたのは、北川陽稔(sprawl Inc.)さん。北川さんとの出会いは、運命的でした。3rdミニアルバム「ピルグリム」の「ヨナ」という曲のMVを撮影する話が舞い込んだんですが、その時の監督さんが北川さんの教え子だったので、その時初対面でした。

北川さんは、Ao、オトノエ、アキオカマサコさんのMVを手掛けている事で、名前は存じていました。

その日雑談をしながら、北川さんの作品を拝見する機会がありました。

僕は彼のセンスに一瞬で引き込まれてしまい、会って数分足らずでコラボレーションを心から望んでいる自分がいて、「サヨナラカオティックサイコパス」を撮影してもらいたいと伝えたんです。

グラフィックを担当してくれたのは、ヤマダサヲリさん。彼女は、SNARECOVERのバックドロップ、アーティスト写真などのアートワークを手掛けてくれているグラフィックデザイナーです。いつもベストな状態で僕達の世界観にプラスαをくれる方で、絶対の信頼を寄せています。北川さんの映像とのグラフィックのせめぎ合いが、最高の味にしてくれました。

そして、歌詞の英語字幕を担当してくれたのが、Emilio(葉緑体クラブdr.)。

彼とは対バンで知り合い、意気投合して仲良くなりました。僕等の伝える日本語の微妙な感覚を汲み取るために、場を設けてくれました。 僕等の情熱に力を注いでくれました。

この出会いは、財産です。なんて幸福なんだろうって、本当に思う。

「サヨナラカオティックサイコパス」は、SNARE COVERの前ベーシスト南部耕平が抜けてライブ活動を一時的に休んでいた時期に、僕がソロでプレイしていたのが始まりでした。
スネアカバーの新たな形での再始動を誘導してくれた曲の一つであり、自分が長い間表現したかった形の一つでした。あの「組曲」のような形は、僕にとって自然な表現方法なんです。

レコーディングを担当してくれたのは、いつもお世話になっているHITスタジオの鶴羽宏一さんです。柔軟に、どんな状況にも冷静沈着にクリアしてくれるし、それだけではなく、痒いところに手が届くようなアイデアも提供してくれる素晴らしいエンジニアさんです。今回も、この具合悪くなるような構成の曲を、最高の環境のレコーディングスタジオで、ミックス、マスタリングとこなしてくれました。

僕達がこだわっている最大のポイントは、「オリジナル」で音を形成する事。〜っぽい音にするとか、〜風に仕立てるとかではなく、自分で作った音のサンプルを加工して組み込む。

僕はリアルタイムで声をリズムとして吹き込んだり、高田は日常に存在する音を採取してサンプルにし、加工して組み込んだりしている。

その音にできるだけ「意味」を持たす。何を言いたいかを明確にする。

ただカッコイイ音を詰め込むだけならば、世の中の音楽家はそこら中でやっているんです。

この曲の第2セクションであるテクノゾーンは、それこそ、〜っぽくなりやすいセクション。納得できる「オリジナル」の形にするまで、皆で時間をかけました。そして今も常に変化しています。

そしてもう一つは、「空間」を利用する事。DAW(パソコンでの打ち込み)は、いわば何でも有り。何でもできる。といっても過言ではない。でも、音を詰め込めば詰め込むほど耳に入るインパクトも小さくなる。

「音が鳴る…音が止む…」この一つでやっとこの音の素晴らしさが解る。「この音よりもこの音のほうが前にきて主張する事には、どういう意味があるか…」など。

そんな事を大切にしながら、必要な音だけを必要な形で組み込む事に意識を置いています。

僕は歌い、ギターを弾き、声をループさせ、シェイカーを振り、シンセを叩く。

高田はDAW、ギター、パーカッションを操り、鍵盤でサンプル音を鳴らし、歌も歌う。

正太郎はリズムマシーンと生ドラムを行き来して、プレイをする。

これは面白みだけでやっているのではなくて、そこにそれが必要だから、意味があるからやっている。この意識と連帯感が音楽を向上させていると信じています。

もしこの音楽に「特別」な魅力を感じてくれる人がいたならば、それは僕達のこだわりが実ったという事だと思う。

新メンバーの高田雄太(マニピュレーター)が加入し、より一層深くなりました。彼は、DAWのスキルがとても高く、僕がこの先身に付けるにはあと何年かかってしまうのかと不安になるような部分を補ってくれたのです。「サヨナラカオティックサイコパス」は、DAWの高度なスキルが求められる曲なので、どんどんスケールアップしています。

この曲のストーリーは、主人公である「サイコパス」の晩年を描いたものです。愛情も良心も持つことができないはずのサイコパスが死に近づくにつれて、自分の人生を思い直し、終わりまでの刹那の時間で大切なものに気付き、「決意」をし、二度と戻れない世界に「前進」する。

「カオティックサイコパス」という言葉は、響きだけでも背筋をヒヤッとさせると僕は思う。

本当に後戻りのできない人間の鬼気迫る状況を描きたかったので、この「カオティックサイコパス」という奇抜な言葉は、僕の中でタイトルとして最適な言葉だったんです。

ある時エミリオに、「こんな言葉存在する?」って聞いたら、「う〜ん、無い。…けど…(少し考えて)有る」って。いわゆる、造語だった。存在しない言葉だけど、伝えようによっては伝えられる言葉。なんかその時嬉しかったのを覚えています。

人というものは、自分の信じる道を歩きたいもの。自分というものに納得したい。愛に生き、愛されて安らかに一生を終えたい。でも、そんな大切なものに気付いた時には、もう遅い。じゃあ残されたこの一瞬で何が成し遂げられる?何か一つでも残そう。今夜中には雨で消え去るくらいの足跡しか残らなくとも…。そんな生き物なんじゃないかと思っています。

この曲はインストゥルメントではなくれっきとした「歌」です。

BGMのために作った音楽ではなく、人とコミュニケーションをとる僕達なりの音楽です。

このMVが、今後の活動の背中を押してくれる事を信じています。そして、このMVを観て、ライブに興味を持ってくれる人が増えたら、感激です。

今回、この10分という長尺のパーソナルなストーリーに賛同して協力してくれて時間を注いでくれた方々に、いつか恩返しをしたいと思っています。

斎藤 洸



◆葉緑体クラブ & The Look at Me's present:「Furano is Burning」

2014.11.15(Sat)
OPEN 18:30  START 19:00
会場:ミュージックパブ・エデン (北海道富良野市朝日町6-28)
料金:¥1,500(2Drink付)
出演:SNARE COVER/The Look at Me's(東京)/葉緑体クラブ/TAKAO BAND/ Betty Band
/なんすい
問:ミュージックパブ・エデン 0167-22-0287
*チケット取扱・各バンド予約


◆ame full orchestra presents「POST-ZONE 2014」

2014.12.14(Sun)
OPEN 16:30  START 17:00
会場:Sound Lab mole (北海道札幌市中央区南三条西2丁目 ニコービルB1F)
料金:adv.¥2,000/day.¥2,500(1ドリンク ¥500別途)
出演:ame full orchestra/toitoitoi (from東京)/SNARE COVER/Viank/ミヤザキナツキ(砂場 from名古屋)/Flooded Floor/Bombs
問:Sound Lab mole 011-207-5101
ローソンチケット: L-CODE:12146(発売中)




http://snare-cover.com/